庭木として人気の「シマトネリコ」

本日の木と学ぶは、
庭木として非常に人気の高い、シマトネリコをご紹介いたします。

・和名:シマトネリコ / 別名:タイワンシオジ
・モクセイ科トネリコ属
・(半)常緑高木
・日本では沖縄に自生しています。関東以南では越冬可能です。
・耐寒性:やや弱い(-3℃以上)
・耐陰性:あり
・5M~15Mほどにまで成長する

シマトネリコが庭木として人気の理由とは?

①葉が落ちにくく、管理しやすい。
②一つの根株から複数の幹が出ており、
さらに葉が小さいことで緑が綺麗に茂っているように見える。

③病害虫に強い。
④成長が早い。
➄価格が比較的リーズナブル。

シマトネリコを鉢植えで育てる時のポイント

①最低気温が-3℃を下回るようなら、室内で管理する。
②観葉植物用の培養土か、赤玉土ベースで保水性・保肥性の良い土をつくる。
③直射日光には弱いので、半日陰や日当たりの良い窓際で管理する。
④春~秋は土の表面が乾いたらたっぷり水をあげる。夏は水切れに注意する。
冬場は水のあげすぎに注意する。
➄鉢の植え替えは2年に1回ほど、春(4~5月下旬)に行うのがベスト。
⑥肥料は、暖効性の化成肥料を、3ヶ月に1度くらいの頻度で土の上に置く。



剪定時期

シマトネリコは剪定に強いので、1月~2月以外であれば比較的どのタイミングでも剪定が可能です。

剪定する枝の選び方

①樹高を高くしたくなけば、上に伸びる枝を切る。
②見た目をすっきりさせたい場合は、
枝が分岐しているところで、長い方を切る。

*病害虫に強いシマトネリコは、育てやすい種類です。
是非、玄関やベランダのインテリアグリーンに
取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

陰に隠れがちな、ニレの木

楡(ニレ)という木をご存知でしょうか?

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札幌の五輪通りなどの街路樹に植えられているので、
見かけたことはあると思いますが、
家具材としてもあまりポピュラーではないので
馴染みがないかもしれません。

ですが、とても綺麗な木目をしていますので、
これを機会に少しでも興味を持っていただければと思います。

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■名前
楡(ニレ)
ニレ科ニレ属の木の総称

■英名
elm(エルム)

■分布情報
ハルニレ、アキニレ、オヒョウの3種類が日本各地に分布。
特にハルニレは北方、アキニレは南方に多く分布しています。

ちなみに花の咲く時期によって
名前をハルニレ、アキニレとしているそうです。

■花言葉
感受性

■別名
赤ダモ
※東北・信州地方ではニレのことをタモと称することがあったそうで
赤っぽいタモ、という事から来ているともいわれます。

■神話
ニレにまつわる神話はたくさんあり、
そのうちのひとつ北欧の神話では、
男性を生じさせたセイヨウトネリコと、
女性を生じさせたニレから全人類は生じたと言われています。

■家具以外の用途
ニレの仲間でケヤキ(ニレ科ケヤキ属)の代用として
和太鼓の胴材として使用されることもあります。

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さて、肝心の家具材としてのニレですが、
家具ではハルニレが使用されています。

木材としては硬さは平均的で、
粘りのあるので、曲木に適しています。

光沢はそこまで強くなく、
はっきりとした木目が特徴的です。

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幹にコブがあると美しい杢目が表れ、
化粧価値があります。

BRUNCHでは、主に一枚板や耳付きテーブルで
取り扱いがございます。

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前述したケヤキに隠れがちのニレですが、
国産材で明るい色合いをお探しなら
どうぞニレも検討していただければと思います。

薬になる木

こんにちは。

毎日とても暑い日が続いていますが、皆様体調は崩されてはいませんでしょうか。
熱中症となると有効な「薬」のようなものはなかなか無いとは思いますが、古くから人間の身近にあり、ともに生きてきた木には、様々な薬効成分を持つ、「薬になる木」というものが存在します。

今回の木と学ぶブログでは、そんな「薬になる木」をご紹介したいと思います。

 

1.イチョウ

薬効:糖尿病、痴呆・ボケ、老化防止、アレルギー、動脈硬化、更年期障害、夜尿症、せき・たん

銀杏には、デンプン、タンパク質、脂肪、ヒスチジン他が含有されており、イチョウ葉の主成分は、フラボノイド、ギンクゴリド、ビロバノイドで、フラボノイドからは高血圧症治療薬が作られています。
銀杏は様々な薬効成分が含まれていますが、微量の青酸化合物を含んでいますので、過量を用いると中毒症状を起こす場合がありますので、実は少し注意が必要です。

 

2.キハダ

薬効:下痢、打撲傷(うちみ)、健胃

キハダの主成分は、イソキノリンアルカロイド(ベルベリンを含む)、セスキテルペンラクトン、ステロールを含み、アルカロイドの作用により抗菌、抗生作用を有します。

あまり多くはありませんが、実は家具にも使われている木で、薬効成分も持つという、かなりオールラウンダーな木です。

 

 

3.サンショウ

薬効:消化不良、腹痛、小便不利、水虫、虫さされ

有効成分は、ジペンテン、シトロネラールなどの芳香。およびサンショオール、サンショアミドの辛味。
サンショオール、サンショアミドの辛味成分は、大脳を刺激して内臓の働きを活性化させる。
独特の風味と辛味が特徴的な香辛料の一種ですが、薬効成分として主に内臓の働きを助ける効果があるようです。

 

 

4.トチュウ

薬効:滋養強壮、強精、動脈硬化、ノイローゼ(神経症)、関節炎、心臓病、ボケ・痴呆症、老化防止、ダイエット

有効成分は、樹皮を剥いだ時に納豆のように糸をひくところにあり、その主成分はグルタペルカというゴム質、ビタミンC、有機酸などを含有しています。

毒性がありませんので長期間にわたる服用が可能で、そのような使用が望ましい病気への対策として重宝されています。

 

 

5.ナンテン

薬効:滋養強壮、せき・たん、ぜんそく(気管支ぜんそく)、百日ぜき、黄疸、頭痛、リューマチ、虫さされ、視力低下

有効成分には、果実のアルカロイドのドメスチンがあります。

実、葉、茎、根と全ての部分にそれぞれ有効な薬効成分があり、全ての部分が様々な薬としての用途に使われる木です。
特に咳止めの効果が高く、昔から重宝されてきました。

 

以上、主な「薬になる木」をご紹介致しました。
本当はまだまだ沢山薬になる木は存在し、植物という大きなくくりで見て、「薬になる草」も含めると非常に沢山あります。

木は家だったり、家具だったり、道具だったり、そして薬としてだったりと、如何に古くから人間に寄り添ってきた存在だったかが分かる気がします。

そんな「木」という存在を、これからもっと大切にしていかなければと、ふとそんな気持ちになりました。

皆さんも、自分がはたして今現在、どれだけ「木」というものの恩恵にあずかった生活をしているかを、たまに思い返してみると良いかもしれませんね。

それでは、今回はこんなところで。

 

薪になる木々

皆様こんにちは。
東京・目黒、千葉、横浜の無垢材家具店BRUNCHです。

うだるような暑さが続きますね。
今日の東京の最高気温は35℃、外にいるだけで汗が噴き出してきます。

 

しかし不思議なもので、こんな暑い時こそ外でバーベキューをしたりキャンプに行きたくなる方も少なくないのではないでしょうか。

かく言う私もキャンプにはまっていまして、先日も行ってきました。
夜は焚き木をして湯を沸かしたり、ぼーっと眺めたりするんですが、
薪にも様々なものがあるようで、今回はこれについて調べてみました。

 

<薪になるまで>

樹木は切ったばかりの状態を生木といい、水分が約50%を占めます。
当然この状態では火が付きづらく、薪として使うには不向きです。

大きな丸太を燃やしている場面は見たことがないですよね。

木は乾燥していないとうまく燃えてくれないので、まず細かく割り表面積を多くしよく空気に触れさせるようにした上で、約一年間ゆっくりと乾燥させます。
こうしてカラッと乾いた状態にすることで、火付きがいい良い薪となるそうです。

 

<針葉樹の薪>

スギ、ヒノキに代表される針葉樹ですが、これを軟木と呼びます。
読んで字のごとく、硬い広葉樹に比べて軟らかいためこう呼ばれますが、特徴としては非常によく燃える点です。

針葉樹が軟らかく軽い理由は、繊維が詰まっていないから。
つまり空気をたくさん含んでいるため、よく燃えるのです。

しかし燃え尽きるのも早く、ヤニが多く発生するので主には焚き木の最初だけ、火付けの役割として使用される場合が多いようです。

 

<広葉樹の薪>

家具にも使われる広葉樹は硬く、重いです。
つまり軟木に対して堅木と呼ばれます。

ナラやクヌギに代表される広葉樹はカブトムシやクワガタが好む木としても有名ですよね。

広葉樹は硬く、繊維が詰まっているため火付きは悪いですが、一度燃え出すと火持ちが非常によく、一本の薪で長く燃え続けてくれます。
持ちが良いので灰の量も少なく済み、薪ストーブなどには重宝される材木だそうです。

 

 

適材適所というように、同じに見える木々たちもそれぞれに特性があり、それをきちんと理解したうえで使ってあげることで本領を発揮します。

今年の夏、キャンプやバーベキューをされる機会がありましたら、ぜひ参考にしてみてください。

それでは、また。

ジャパニーズオーク

皆様こんにちは。
東京・目黒、千葉、横浜の無垢材家具店BRUNCHです。

関東地方は梅雨なのに真夏のようなお天気です。梅雨は日本独特の気候。四季がある証拠でもありますね。
梅雨が終われば夏本番。木々も育つシーズン突入です。

今回はBRUNCHでは扱う複数の木材のなか、オーク材についてのお話です。

オークはヨーロッパやアメリカなど海外から輸入され、いろいろな家具に加工されています。
国産のオーク材はないのかといえば、日本では「ナラ(楢)」の木が近い品種になります。
ナラ材の中でもミズナラをジャパニーズオークといい、アメリカなどで生育しているホワイトオークと同じ樹種になります。

BRUNCHで扱っているオーク材はたくさんありますが、一部紹介いたします。

TA-0108サイドテーブル

TA-0231 サイズと脚形状が選べる27mm厚オーダーダイニングテーブル

オーク材で作られた家具は優しい色味が特徴的です。

ナラの木はどんぐりがなる木です。どんぐりがなる木もいろいろ種類があり、全部で22種類あります。
一般的に知られているのはクヌギですが、ナラもどんぐりがなります。
公園などでどんぐりを見かけた際はこれは何の木だろうと考えながら散歩すると楽しいかもしれません。
また、どんぐりについてはどんぐり銀行なんてのもあります。どんぐり銀行では森の木を増やす活動を行っています。この活動が広がっていけばそのうちジャパニーズオークを使った家具があたりまえになってくるかもしれません。

そんなどんぐり、実際に植えてみたら…

赤ちゃんオークが元気に育ってます。樹種はコナラ。ミズナラではないのでジャパニーズオークとは言い切れませんが、どこまで大きく育つか未知数です。

今回はジャパニーズオークについてでした。

木と水について

本格的に梅雨というような天気が続いていますね・・・
お天気は悪い日が続いていますが、
BRUNCHは元気に営業中です!

みなさんは木(植物)にどのくらいの頻度でお水をあげていますか?
愛があるがゆえについついお水をあげすぎてしまう・・・
そんな方も少なくないのではないのでしょうか。

しかし水をあげてしまい過ぎると大切な植物たちも根腐れしてしまい、
異臭を発してしまう可能性があります。
それでは今回は木(植物)の水やりの仕方・コツをご紹介させていただきます!

水やりのタイミングはどうすればいいの??
水やりのタイミングは、土の乾き具合を正確に判断することが大切です。
土の表面が少し乾いているからと言って水やりのタイミングとは限りません


このように土の表面の少し下まで確認してから乾いているようであればお水をあげるとよいみたいです。(私も気を付けます・・・)

室内で管理する場合

やはり室内なので太陽や、風の通し具合によって乾きにくい傾向にあります。
可愛い鉢カバーに入れていても受け皿水が溜まっているままにしていると、根腐れになりやすいものです。
これはかなり悲しいですね・・
土表面に化粧石やチップを敷き詰めている場合、表面の乾き具合も確認がし辛いためこちらも要注意です!

屋外で管理する場合

水はけ用の穴が開いている鉢にすることをオススメします
ただ穴から下へ根が伸びてしまい、水が外へだせない状態に陥っているものもある可能性もございますので
水やりをしてみて下に水が流れるか確認してみてください。

以上室内・屋外の管理方法をご紹介させていただきました。
一つでも参考になれば嬉しいです。

BRUNCHではお店でもたくさんの木や植物が育てています。
やはり木やグリーンがあると落ち着きますね、、、
これもまた不思議です。

【四季に合わせて自然を楽しむ】
皆様も是非梅雨も含め季節を楽しんでください!

木と湿気の関係

梅雨のジメジメした空気が気を重くさせる季節。
農作物や植物にとっては大切な期間だとは理解しつつ、どんよりとした空模様に引きずられ気分も落ち込みがちになりますね。
また、湿度が高いと食べ物も傷みやすくなります。
ちょっと油断していたら食材が腐っていた…なんてことも起こりうる時期です。

さて、皆様ご存じの通り、木も腐ってしまう事があります。
木が腐る原因は『木材腐朽菌』という菌。
この菌が木材を分解する酵素類を分泌し、木材の組織を破壊してしまうことで、木は腐ります。
木材腐朽菌は高い湿度を好み、木が湿った状態で乾かずにいる時に最も活発になります。
ご家庭のリビングや寝室でこの菌が繁殖し、家具が腐ってしまうということは滅多に起きないと思いますが、バスルームやキッチンなどの湿気が多い空間に木の家具や建具などがある場合は少し注意した方が良いでしょう。

木の種類によって、この腐朽菌に対する抵抗力も異なります。
ヒノキ、ケヤキ、ヤマザクラ、クリなどといった腐朽菌に対抗するための強力な耐腐朽菌物質(ポリフェノールやタンニンなど)を多く含む木は一般的に腐りにくいと言われています。
が、例え同じ一本の木であったとしても、その部位によって腐りやすさは異なります。

こちらの写真を見ると分かるように、木の多くは中心付近の色が濃い『赤身』と呼ばれる心材と、外周部の色が明るい部分『白太(しらた)』と呼ばれる辺材に分けられます。
『赤身』には様々な樹脂成分など、腐朽菌が嫌がる防腐成分が多く含まれています。
対して『白太』はまだ樹脂成分が溜まっていない若い細胞の部分。
水分も多く通す部位のため、『赤身』よりも腐朽菌の影響を受けやすいのです。
先ほど挙げた「腐りにくい」といわれる木も、部位によってはすぐに腐ってしまうため、水回りや建築の土台は赤身の材のみで作られることも多いのだとか。

腐るとまではいかずとも、湿気は木の家具にも大きな影響を与えます。
木には調湿作用があり、周囲が乾燥している時には自身に蓄えている水分を放出し、逆に湿度が高い時には余分な湿気を吸収してくれます。
木は伐採された後も生きているので、家具に加工されてからもその作用は無くなりません。
無垢材家具は天然の加湿器と言っても良いでしょう。
ただ、木には水分を放出しすぎて乾燥すると縮み、湿気を蓄えると膨らむという性質があり、これが木の家具の割れ反りの原因になります。


(↑以前展示していた、中央部分が少し垂れるように沿ってしまったテーブル)

そこで、やはり秋口~冬の乾燥する季節は、木の家具を置いているお部屋では加湿器をお使いいただく事をおすすめします。
また、エアコンの風が直接当たると乾燥の原因となりますので、湿度の高い夏であっても注意が必要です。

木も人間と同じく、湿度の影響を強く受けます。
今の季節はあまり関係ないかもしれませんが、秋冬の乾燥を感じる時期には、ご自宅の家具にも少しだけ気を配ってあげて下さいね。

 

結婚祝いに木を贈る

2018年も早いもので…6月になりました。

6月と言えば〈ジューンブライド〉。

結婚のお祝いとしてお花をプレゼントする機会は多いと思いますが、最近では観葉植物…木の贈りものも人気が高くなっているそうです。

お祝い事に鉢植えを贈ることは、〈良い出来事が根付く〉という意味を連想させるため縁起が良いと言われています。

また、そのインテリア性の高さから引っ越し祝いも兼ねて、新生活を始める2人に〈家が安らぎの場所になるように〉との願いを込めグリーンをプレゼントする方も増えているとか。

しかも、観葉植物にはお花と同じくそれぞれに〈花言葉〉があります。見た目だけではなく花言葉を調べて贈るのも素敵ですね…!

結婚祝いにふさわしいと言われるグリーンには様々なものがあります。

BRUNCHでも大切に育てているものばかり。ひとつずつご紹介します。

 

【オリーブ】

〈幸せを運ぶ木〉とも呼ばれ、様々な伝説や平和の象徴のモチーフとさせるオリーブは、モクセイ科オリーブ属に分類される常緑高木です。

果実がオリーブオイルの原料としてもおなじみですね。

花言葉は「平和」「安らぎ」「勝利」「知恵」。

オリーブにはオスの木とメスの木があり、一本の木では実が付きにくい植物のため、相性の良い木を寄り添わせて植えるのが定番の栽培方法。寄り添って人生を共に歩んでいく夫婦になぞらえ〈夫婦の木〉とも呼ばれていて、結婚式にもよく登場するグリーンです。

基本的に風通しの良い戸外か、耐陰性がないので室内でもよく日の当たる場所に置くのがポイント。一年を通して土が乾いたらたっぷりお水をあげましょう。

 

【フィカス・ウンベラータ】

フィカス・ウンベラータは、クワ科イチジク属の常緑高木。ゴムの木の一種でもあります。インテリアとして非常に人気が高い観葉植物です。

大きなハート形の葉っぱがとても可愛く、まず見た目が結婚祝いにピッタリ!

花言葉も「すこやか」「永久の幸せ」「夫婦愛」…と、2人の門出を祝うにふさわしいグリーンです。

季節を問わずよく日が当たる窓際に置いて、春~秋は土が乾いたら、冬は土が乾いてから4~5日後に水やりをしてあげると、それほど問題なく元気に育っていってくれます。初心者でも育てやすいところがプレゼントに向いています。

 

【アイビー】

アイビーは、ウコギ科キヅタ属に分類されるつる性の観葉植物です。

花言葉は「永遠の愛」「友情」。

葉の模様は、白い斑が入っているもの、グレーやライトグリーンなどのマーブル模様が入っているものなど様々な種類があります。

垂れ下がるつるが可愛らしく、強健な性質をしていてとても育てやすいこと、入手しやすいこともあり、比較的気軽にプレゼントできるグリーンです。

 

人生の節目に木を贈る。贈られる側にとっても贈る側にとっても、思い出深いプレゼントとなるのではないでしょうか。

 

6月の木”ヤマボウシ”

5月も過ぎて曇り空も増えて関東も一気に梅雨へ入りそうですね。

九州北部や四国はもう梅雨入りしたとのこと。
5月に梅雨入りするのは5年ぶりだとか。

BRUNCH+Yokohamaには6月に花を咲かせる、

『ヤマボウシ(山法師)』が見頃になりました。

*ヤマボウシ:ミズキ科ミズキ属ヤマボウシ亜属の落葉高木


*改良品種「常緑ヤマボウシ」

 

白く可愛らしい花は、庭先や街路樹としてみかけることも多い植物なので、皆さんどこかで見たことある方も多いのではないでしょうか。

日本(沖縄〜本州)中国、朝鮮半島の山地に自生して5m〜10mほどに成長します。

9月から10月には赤い実をつけて、冬には紅葉も楽しむことができる季節を感じられるところも人気の一つの様です。

 

 

 

赤い実はというとなんと食べられるんです。
私はまだチャレンジしたことがないのですが、ジャムや果実酒等にも加工されています。


*出典:http://kunimura.shop-pro.jp/?pid=23937815

 

古くから生息するヤマボウシですが硬く粘りがあることから、
樫の木がない土地では代用として木槌や農業に使う道具の柄の部分に使われたり、水車の材としても使用していたようです。

 

 

どんな木でも今も昔も様々な用途で利用されていますね。

花言葉は”友情”。
大切な友人へのプレゼントにも喜ばれそうですね。

 

 

 

 

無垢家具の醍醐味!木の模様はこう出る、木目の基本。

無垢の木の板には木目があります。

一般的には「年輪(ねんりん)」と呼ばれ、木の切り株の断面を想像していただくと、円周状の輪っかがイメージできるかと思います。

これは、暖かい時期と寒い時期で木の成長のスピードが違い、

その違いが模様として出てくるのが一般的に年輪と呼ばれるものです。

この年輪があるために、木の切り方ひとつで様々な模様が出てくるのが木目の面白いところです。

木を木口(コグチ)方向(長ネギで例えるなら、輪切り!)で切っていくと

同じような模様のまま、まるで「金太郎飴」のように切れていきますが、

この輪っかに直角になるように切るか、平行に切るかで、

模様が変わっていきます。

木目に直角方向がこちら、

直角方向に切ると模様は

このようになり、柾目(まさめ)と呼ばれる木目になります。

 

平行方向の切り方がこちら。

 

木目に平行方向に切ると、

このように板目(いため)と呼ばれる木目になります。

 

普通に木目と呼んでいる模様にはこのような種類があります。

まずはこの基本を頭に置いておくと、木製の家具を見るときに木の状態を想像できて面白いかもしれません。