コーヒーの木について

みなさま、こんにちは。

無垢材家具を扱っているインテリアショップBRUNCHです。
目黒通りに5店舗と専門修理工房、千葉の船橋に1店舗、横浜の港北区に1店舗ございます。

各店さまざまなインテリアイメージで店内をコーディネートしております。

無垢材家具をお探しの方はどうぞBRUNCH各店へお越しください。スタッフ一同お待ちしております。

ところでみなさま、コーヒーは好きですか?

私は一日3杯以上飲んでいます。

仕事の合間、休日問わず暇さえあれば飲んでしまいます。

それだけ中毒性の高い飲み物ですが、よくコーヒー豆は目にしますが、コーヒーの木は知らないなと思いましたので今回はコーヒーの木について勉強してみました。

コーヒーの木はアカネ科の常緑樹です。産地の気象条件によって異なりますが、種を蒔いてから約6~9か月後の元気に育った苗木が農園へ移植され、その後3~5年で成木になり、ジャスミンのような香りのする白い小さな花を咲かせます。

わずか3日で散った花をはおよそ8ヶ月後にコーヒーチェリーと呼ばれる赤い実をつけ、このコーヒーチェリーの中に入っている種子がコーヒー豆になります。

【コーヒーの木の種類】
①アラビカ種
②ロブスタ種
③リベリカ種

コーヒーの木はこちらの3種類になります。

①アラビカ種
世界の多くの国で生産されており、コーヒーのおよそ3分の2がアラビカ種です。エチオピアが原産地といわれてまして
高地で栽培され気象条件や病害虫の影響を受けやすい品種です。近年では耐病性や生産性の向上などを目指した品種改良が
増えており交配品種(ティピカ、ブルボン、カトゥーラ、ムンドノーボ、カトゥアイ、アマレロ)も増えています。

②ロブスタ種
低地でも栽培され病害虫の影響を受けづらい品種です。19世紀にコンゴの奥地で発見されたのが始まりと言われています。

③リベリカ種
西アフリカが原産の品種です。ごく一部の地域でしか栽培されておらず、栽培地域内だけで消費されています。

それではどこでコーヒーが栽培されているのでしょうか?

コーヒーの栽培には一年中温暖で適度の降雨量がある地域が適しており、主な産地は赤道を挟んで北緯25度・南緯25度の間の
通称「コーヒーベルト」と呼ばれる熱帯地域です。

せっかくなのでコーヒーの代表的な生産国とコーヒーの風味の特徴についてご紹介したいと思います。

①アフリカ大陸産
イエメン/エチオピア:【モカ】優雅な香りと独特な柔らかい酸味が特徴です
・タンザニア:【キリマンジャロ】強い酸味と上品な風味、豊かなコクを持つバランスの良い味わいです

②アジア・太平洋産
インドネシア:【マンデリン】スマトラ島産はマンデリンと呼ばれ、深いコクが特徴です。ジャワ島産はロブスタと呼ばれ、独特な苦みを持っています。
ハワイ:【ハワイコナ】ハワイ島のコナ地方で栽培されるコーヒー豆は良質な酸味とフルーティー&フレッシュな香りを持つ濃厚な味わいです。

③南米産
グアテマラ:【グアテマラ】良質な酸味、甘い香りに豊潤な風味でブレンドすると香りが豊かになります。
コロンビア:【コロンビア】世界で有数の生産量を誇るコロンビアは国土のほとんどが山岳高原地帯。バランスの良い味わいでマイルドなコーヒーです。
ジャマイカ:【ブルーマウンテン】ジャマイカの最高峰、ブルーマウンテン山麓で栽培される世界の最高級品種。柔らかな口当たりが絶品で、コーヒーの王様と呼ばれています。
ブラジル:【サントス】世界第一位のコーヒー生産国で、まろやかでソフトな風味が幅広く好まれ、どんな豆とブレンドしても相性がいいです。

コーヒーの木は飲み物だけでなく、観葉植物としてもあります。観葉植物は花を楽しむものは少ないですが、コーヒーは花を楽しめる観葉植物です。しかも一度開花させれば翌年も咲く可能性が高いので、長い間楽しむことができます。

いかがでしたでしょうか。

観葉植物を置いてコーヒーの木を眺めながら、BRUNCHの家具で美味しいコーヒーを飲んでみる生活はいかがですか。

それでは今回はこのへんで。

旭川の家具に触れてみよう

こんにちは。
インテリアショップBRUNCHです。

BRUNCHはメイドインジャパンの無垢材家具にこだわって商品を取り扱っております。

日本には有名な家具産地が何か所もあります。

北は北海道の旭川から、南は九州の大川まで…BRUNCHの家具はそれぞれの家具工場でつくられています。

そんな家具の産地として知られる旭川に、先日遊びに行ってきました。

東京も秋めいてきましたが、北海道はすっかり秋。
朝晩は長袖でも肌寒く、田畑や木々は少しづつ色付きはじめていました。

北海道旅行で訪れる方も多い旭川の玄関口・旭川空港と旭川駅では、家具の産地としての片鱗に触れることができます。

今回は旭川空港に設置されている旭川家具の一部をご紹介します。


旭川空港

 

旭川空港の出発/到着ロビーやホールディングルームには、木製の椅子やベンチがところどころに並びます。

どれも優しい座り心地。木のぬくもりが感じられ、とても癒されます。

フレームにアッシュ材を使用しているこのパーソナルチェアは、身長150~180cmまでさまざまな体型の人に対応可能なサイズ調節型!

座面を手前に引くと、奥行きと高さを5段階にアジャストできるという優れものです。

性別や年齢、体型の違いに柔軟に対応した「みんなにやさしい椅子」を目指してつくられています。

空港という混雑する場所ながら、自分にぴったりの椅子でゆったりと寛ぎながら待ち時間を過ごせます。

そしてこちらは北海道産のナラ材を使用した「幸せの椅子」。

赤ちゃん連れの家族や荷物をたくさん持った高齢者が使いやすいように、と旭川市工芸センターが考案、旭川家具工業協同組合により製作されました。

乳児が寝返りをうったり、つかまり立ちをしても安心して一緒に座れるデザインです。美しい曲線のフレームはとても優しい手触り。

一度は試してみたいとても素敵な椅子です。

また、旭川市内のさまざまな建物や施設には木の家具、旭川の家具がたくさん設置されています。建物の内装も北海道らしく木をふんだんに使用しているものが多いです。

立ち寄った際には、家具の産地としての旭川、北海道の雄大な自然を活かした旭川のものづくりにも注目してみると面白いと思います。

 

最後に、BRUNCHで取り扱っている旭川家具を一部ご紹介。

CH-0298 スクエアスツール

CH-0299 ラウンドスツール

CH-0126 ダイニングチェア
CH-0127 ダイニングチェア

CH-0123 ダイニングチェア

CH-0208 チェア

 

どれもシンプルで美しいです。是非、BRUNCHの店頭でお試しください。

それでは、今週はこの辺で…。

 

*このブログでは以前にも旭川家具のことを取り上げています。併せてご覧ください。

旭川家具の歴史については ↓ こちら。

『旭川』

旭川で取り組む「君の椅子」プロジェクトについては ↓ こちら。

「君の椅子」プロジェクト

タイ王国とチーク材と働き者の象たち。

みなさま、こんにちは。
”木の家具を暮らす”無垢材にこだわった家具を取り揃えるBRUNCHです。

 

夏も終わりすっかり秋の風が吹いてさわやかですね。

私事ですが、先日お休みを頂いてタイ王国に行ってきました。


*ワット・ポー寺院の寝釈迦仏

 

 

今回行ったのはバンコク市内と郊外でしたが、北のタイでは家具でも使用されるチーク材が原産地なんです。

昔のタイの北部ではチークの木が豊富で、水やシロアリにも強く、家や家具も丈夫で長く保てるチーク材は、生活に欠かせない材木でした。


*チークで作られたダイニングセット

インドのチークを伐採しつくした西欧の業者たちが目を付けたのが、1840年頃の植民地時代のタイです。英国の業者たちはチーク材をこぞって伐採を始めました。

タイのチークは人気が高く、主に船の甲板として使用されました。船を多く製作していたこの時代に大きな利益をもたらしたチーク材は、やがて取り過ぎによる資源の減少、過度の伐採による水害なども起こり1989年にタイ政府により伐採禁止となりました。


*ワット・ポー寺院に描かれている仏教画。
白い象は仏教と深い関わり大切にされています。

その頃活躍したのが象たち。

伐採の全盛期には10万頭も飼育され木材を運んだり、伐採したりと色々な役目をし働いていました。

 

 

しかし伐採の禁止にともない働く象も減少していきました。また環境破壊により野生の象も減っていき、象を大切にするタイ王国では各地にエレファントキャンプを設けて象の保護や、観光産業として象たちを守ってきました。


*エレファントキャンプの象乗り体験の象使いと象たち

今では観光業として人を楽しませている象たち。

わたしもこの旅で普段ではなかなか触れる事の出来ない象に触れとても感動しました。


*写真撮影を待つ子象たち

 

象使いの言う事をよく聞き、子象の頃からしっかりとした訓練を受けている象たち。今でも働き者の彼らに頭が下がります。

 

 

今では、天然のチーク材が自生するのは「インド」「ラオス」「ミャンマー」「タイ」の4カ国のみ。※伐採を認められているのはミャンマーのみ。

 

木材として使用できる大きさになるまでおよそ60年〜70年ほどかかると言われているチーク材。国が保護し安定したチーク林となるのはまだまだ時間がかかる仕事です。

 

 

材として優秀なチーク材でもBRUNCHでは製作可能な家具もあります。

今取れた木ではなく大昔に伐採したチーク材たちです。

もしかしたら象たちの活躍もあったのかもしれません。

 

ではまた来週。

 

 

 

 

ひそかに話題の木育とは

こんにちは。無垢材家具を取り扱うインテリアショップBRUNCHです。

皆様は「木育」という言葉をご存知でしょうか?

「食育」などが認識され始めた現在ですが、「木育」という言葉もじわじわと広まりつつあります。

木育は平成16年9月に北海道で発足した「木育プロジェクト」から提案された新たな教育です。

木育の活動は北海道から始まり、現在では東京はもちろんですが、全国約100カ所に施設があり、様々な活動や体験が実施されています。

その理念などについてまとめられた「木育プロジェクト報告書」によれば、木育は次のように定義づけされています。

『木育』とは…
木育とは、子どもをはじめとするすべての人々が『木とふれあい、木に学び、木と生きる』取り組みであり、子どもの頃から木を身近に使っていくことを通じて、人と、木や森との関わりを主体的に考えられる豊かな心を育むことです。
【木育の3つのプロセス】
□木とふれあう
気軽に木にふれ、木に包まれることで、木の良さを感じる

□木と学ぶ
木や森林について関心を深め、知識や技を身につける

□木と生きる
家庭や地域、社会で木育が実施・継続されるようにしていく

といっても、森の中で駆けずり回って遊ぶことや、森の中で暮らすことだけが木育ではありません。

きっかけとして離乳食を食べるスプーンを木製のものにする、近くの公園を散歩してお気に入りの木を見つける、という事だけでも十分だと思います。

その他、「木育カフェ」というものもありますので、木のおもちゃにふれる場所として利用してみてもいいかもしれません。

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BRUNCHで取り扱う無垢材家具は、上質で、ふれると温かみを感じるものが沢山あります。

毎日の食事を摂るダイニングテーブルや、ベンチ・チェアなどは直接肌にふれるものです。

私も子供の頃に木の家具にふれ育ちましたが、(私の場合はお気に入りの木のチェアがありました。)
座面にあった木の節や、顔のように見える木目などは今でも覚えています。

先日BRUNCHにご来店された親子の、「木って気持ちいいね〜」という会話を耳にしました。

プラスチックや金属の家具や日用品が増えている現在の日常生活ですが、天然の素材にふれることができる機会が少なくなっていること、以前は当たり前だったことがそうでなくなってきている事が悲しいと思っています。

だからこそ、「木育」。良いじゃないでしょうか?

無垢材家具は、ちいさなお子様が大人になるまではもちろん、一生を共にできる素敵なアイテムです。

無垢材家具は上質で厳選されたものだからこそ、価格が安いとは言えませんが、決して高いとも思いません。

理由は、その価値があると思うからです。

どうぞ、これから盛んになるであろう「木育」に注目する機会がありましたら、木のスプーン、木のおもちゃ、木の家具にまずはふれてみてはいかがでしょうか。