ツツジ・サツキと仲間たち

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無垢材家具のBRUNCHです。

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五月晴れの空に鯉のぼりが悠々と舞い踊るこのごろ、
コロナウィルスの影響で、外での恒例行事・イベントは行えませんが、
草木たちは例年通り花をつけ、彩り豊かになってきました。
特にこの時期は道路脇や、公園などで『ツツジ』『サツキ』を
見たことがある方は多いのではないでしょうか。

ところで、皆さんは『ツツジ』と『サツキ』の違いをご存知でしょうか。
今回はここで簡単に紹介していきたいと思います。

【ツツジ】

ツツジ科の植物であり、
学術的にはツツジ属の植物の総称としても呼ばれる。
開花時期は4月から5月初旬くらいまでです。
ツツジの葉は柔らかく葉の裏には毛が生えてふわっとしており、
サツキと比べて葉は大きいことが特徴としてあげられます。
咲き方は木のつぼみ全てが同時期に一気に花開きます。
また、剪定しないで大きく育てると5m以上になることも。
シックハウス症候群(※1)の原因となる有害物質ホルムアルデヒドの
除去率が高いことから道路脇、街路樹にはツツジが多く植えられています。

(※1 近年、住宅の高気密化などが進むに従って、建材等から発生する化学物質などによる室内空気汚染等と、それによる健康影響が指摘され、それらは「シックハウス症候群」と呼ばれています。その症状は、目がチカチカする、鼻水、のどの乾燥、吐き気、頭痛、湿疹など人によってさまざまです。)

【サツキ】

ツツジ科ツツジ属に分類される植物。つまりツツジの仲間。
山奥の岩肌などに自生する。
他のツツジに比べ1ヶ月程度遅い5~6月頃、
旧暦の5月 (皐月) の頃に咲き揃うところから
「サツキツツジ」という名がつきました。
ツツジが庭木であるのに対して、
サツキのほうが全体的に小さく、花や葉も小さいことが特徴のため、
盆栽などで親しまれていることが多いそうです。
サツキツツジ(皐月躑躅)、映山紅(えいさんこう)などとも呼ばれています。

【ツツジ科は種類が豊富】

とても似ている『ツツジ』『サツキ』。
実は両方ともツツジ科、ツツジ属で『サツキ』も
ツツジの一種という事がわかりました。

では、よく呼ばれるツツジとは、
どんなものなのでしょうか。
個人的にはヒラドツツジが良く指されるように感じます。

『ヒラドツツジ』ツツジ科 / ツツジ属

ケラマツツジ、モチツツジ、キシツツジなどの交配種。
庭木、公園木、生け垣などに使われる代表的なツツジで、
一番多くの方に見られているのではないでしょうか。
花冠の大きいものが多く、花つきがよいことが特徴。
花色も、白、桃、紅、赤、朱、紫色など多彩です。

また、ツツジとは分類される、
シャクナゲも有名ですね!

『シャクナゲ』ツツジ科 / ツツジ属

大きい半球状の花が印象的なシャクナゲ。
葉形は楕円形で肉厚、光沢があり、花色は赤~白、黄色など。
日本のシャクナゲは、高山に自生しています。
厳しい環境の山の中でもこんもりとした鮮やかな花を咲かせるシャクナゲは、
神聖なものとして扱われることも珍しくなかったそうです。

 

また、ツツジ科だけれど、ツツジ属でないものも。

『ドウダンツツジ』ツツジ科 / ドウダンツツジ属

春に咲く白い壺形のかわいらしい小花と、
秋には一面真っ赤になる紅葉が特徴の、落葉性の花木です。
庭木や生け垣に植えられることが多く、
こちらもいまが見頃を迎えています。

 

【実はあの果実もツツジ科!?】

じ・つ・は、あの果樹、

ブルーベリーもツツジ科なのです!

『ブルーベリー』ツツジ科 / スノキ属

花や果実を観賞するだけではなく、
果実を生食やジャムなどに加工して楽しむブルーベリー。

ただツツジ科というだけで、
似ていない?と思われますが、
果実を噛むと、口に残るごく小さい粒々がタネで、
それがツツジ科植物のタネの特徴なのだそうです。

【最後に】

ツツジは見た目の美しさから古くよりとても人気で、
園芸品種として交配され美しい品種が多くあります。

身近にある道路脇のツツジは、
街並みを鮮やかにしてくれるだけでなく、
有害物質ホルムアルデヒドの除去もしてくれているとは驚きです!
一度ゆっくり鑑賞してみてはいかがでしょうか。