集成材

こんにちは。
無垢材家具のBRUNCHです。

9月に入っても今年はことさら残暑が厳しく、
夏を思わせるような暑い日が続いております。

感染症予防のため、マスクも外せない日々ですが、
こまめに水分を取るなど、くれぐれもご自愛くださいませ。

気象庁による区分では9月は秋の始まり。
BRUNCHのある関東では爽やかな秋風はまだ感じられませんが、
早咲きの秋桜をちらほら見かけるようになりました。
そこにまさかの幸せを呼ぶ青い蜂 ブルー・ビー こと
「ルリモンハナバチ」!!!
幸せをみんなにはこんでくれますように。

 

さて、今回の木と学ぶは集成材についてです。

集成材とは断面寸法の小さい木材を
狂いや木の収縮が出ないように乾燥させた後
接着剤で貼り合わせたもの。

用途は大きく構造用集成材と造作用集成材の2つに分類され、
最近ではハイブリット集成材というものも。
そこで、詳しくご紹介!

構造用集成材とは
強度・耐久性のある集成材。
荷重などに対して壊れずに耐えられる力(耐力)のある板を集めたもので、
主に住宅などの建築物に用いられています。
(柱・壁・梁・土台・屋根板などなど…)
特に強度・耐火・耐力に優れた素材が必要な学校・体育館・公民館など
大型の木造施設には、構造用集成材使われています。

造作用集成材とは
建物の内部造作に用いられる集成材。
ひき板を重ねた素地の美しいもので、
床・階段などの内装や、テーブル天板などの家具に使われる
非耐力部分に使われる集成材。
構造用集成材と比べ、強度・耐久性はないが
小さい木材の集合体なので乾燥が行き届いていることもあり、
無垢材よりも強度面に優れ、色々なサイズに対応出来ます。

ハイブリット集成材とは
「木質ハイブリッド鋼材内蔵型集成材」
鋼材を集成材で覆った耐火集成材。
鋼材を組み込むことで、
木材だけでは成しえない効果を発揮しより強化された材。
建築基準法で耐火構造が必要になるので、
木造構造ではあまり高い階数を建てることはできませんでしたが、
木質ハイブリット構造が認定取得を受けたことで、
より高い階数を建てることが可能となりました。

集成材といっても、
用途に合わせた種類がご紹介した以外にもいくつかあり、
その単語は知らなくとも身近にあるもの。
特に木造建築が多い日本。
そんなにも長く愛されるのは
木の表情や、温かみがある素材があってこそ。
必要に合わせて木材をうまく組み合わせて使い、
技術は向上し続け、現代にも受け繋がれています。

最近では、無垢材よりも安価で手に入りやすいことから
DIYで集成材を使われることも多くなりました。
材の種類も多く、加工もしやすいので、
お考えの方は集成材を検討してみてはいかがでしょうか。
また、リニューアル後の横浜店でも
一部取り扱い予定となっておりますので
気になった方は、ぜひお越しくださいませ!