この時期の木と言えば、、、

こんにちは!BRUNCHです。

今回は、この時期の木と言えば、、、梅ということで
ウメの木についてお話したいと思います。

梅は元々は中国原産の落葉高木樹で、
朝鮮半島を経由して日本へ来ました。
奈良時代にはすでに園芸用に栽培されていて、
樹高は5~10mくらいになり、
早春になると香りのよい花が咲きます。
花びらの大きさは1~3cmで、葉よりも先に咲かせます。
冬枯れの枝に花を咲かせるため、
早春を告げる花木とも言われています。

梅は歳寒三友(さんかんさんゆう)のひとつで
三友は、梅・竹・松の3つを指しています。
厳しい寒さにも耐える3つの植物という意味で、
どれも縁起の良い木とされています。

梅の木は、花梅と実梅に分けられています。
300種類をこえる園芸品種があり、とくに花梅は品種が豊富です。
樹形と一緒に花を観賞することに力を入れて
品種改良を行ってきた観賞用の【花梅】と、
肉厚でおいしい実を収穫することに力を入れて
品種改良されてきた【実梅】に分類されます。

花梅の花の色は、赤・白・ピンクと様々あります。
枝が垂れる品種もあり、花と樹形の両方を楽しむこともできます。

一方で、実梅の果実は、
皆さんもご存じの梅干し・梅酒・ジャムなど
様々な用途で利用されています。
ホームセンターなどで苗を購入することができ、
植えてから1~2年で開花して、
実がなるまでの目安は、種から育てた場合は5年前後、
接ぎ木したら3年前後くらいです。
また、梅の木は自家受粉しないので、
果実を収穫したい場合は、
1本では受粉がうまくいかないもあるので、
違う品種をもう1本植えておくと良いです。

梅の果実は、6月に収穫することができ、
品種にもよりますが
5月〜7月ごろに梅の実が収穫できるものもあります。

梅の木の実を期待せずに観賞用として、
普通に管理されているならば
70~100年以上の寿命があり、とても丈夫です。
梅の果実を収穫する目的の実梅なら、寿命はもっと短いです。

梅の木には、病気や害虫が多く見られ、
被害を最小限にするには、
日当たりと風通しの良い場所に植えると良いでしょう。

 

花梅と実梅の種類をご紹介致します。

【花梅】
花の鑑賞を目的にした品種

紅千鳥、緑萼、冬至、八重寒紅、思いの儘、
鹿児島紅、白滝枝垂、楊貴妃などがあります。

 

【実梅】
果実を収穫することを目的にした品種

梅の産地の和歌山県で栽培されている代表的な梅品種は、、、
南高
白い花が咲き、梅の皮が薄く柔らかく、
口に入れたときにとろけるような食感。
種が小さめな分、果肉が厚いです。

小粒南高
南高の特徴はそのままに、粒の大きさをひと回り小さくした品種です。
果実のサイズは小さめでも、肉厚です。

古城
青いダイヤという異名も持っています。
南高より実がかたく引き締まっていて、爽やかな香りがします。

 

青い梅にはアミグダリンという毒素が含まれており、
小粒な梅ほど注意が必要ですので、
小さいお子様がいる方は特にお気を付けください!