ウッドショックの家具への影響

「ウッドショック」について、お耳にされている方も多いかと思いますが、この「ウッドショック」、建築用の木材だけでなく、家具用の木材にも影響を及ぼしています。既に値上げとなった商品もありますが、これから値上げが確定している商品もあります。ご検討頂いている商品がありましたら、お早目にご注文頂く事をお勧めいたします。

BRUNCHの家具は国内生産ですが、使用される広葉樹の多くは北米産となっています。

害虫被害で木材不足が叫ばれていたところへ、コロナウィルスによる伐採人員の不足、また北米内でのリモートワークの増加により、家具や住宅の需要が高まった事等が木材の高騰に影響していると言われています。さらに、スエズ運河で起きた事故も日本へ木材が届きにくい状況を引き起こしていると言われてます。

そしてこのウッドショック、収束の見通しが立っていないのが一番心配な点です。先にこちらのブログでご案内していた商品の値上げも、価格の調整が困難を極めており、値上げの時期が少々遅れております。

1970年代に起こったオイルショック時のトレットペーパーの様に、家具を奪い合う状況は生まれないと思いますが、残念ながら一度値上がりした価格は元に戻るとは考えにくく、「少し前ならいくらで買えたのになぁ」という後悔は生まれてしまいそうです。商品により時期や値上げ率は異なりますが、多くが秋頃までに10%前後の値上げというところでしょうか。価格は工房での決定を受けて、順次変更させて頂きます。大きな家具は、タイミングやご予算などもあるかと思いますが、ずっと悩んでいた家具があるならば、ご検討頂ければと思います。