こんにちは!BRUNCHです。
今回は「古材」についてお話しいたします。
古材とは、
1950年以前に建てられた住宅、築50年以上の民家から取り出された木材です。
戦前1950以前の日本では、国産の良質の木材が住宅建設に使われてきました。
しかし、1950年より以降は、建設ブームで安価な輸入木材や、安い強制乾燥材が多く使われるようになりました。
【魅力】
①歳月の長さによる経年変化の味わい
経年変化による傷や割れ、いぶされて黒ずんだ木肌、大工さんが刻んだノミの跡や塗装剥げなどの
新しい木材では決して出せない風情や迫力があります。
②新材よりも高い強度
短期間で乾燥され現在広く使用されている「強制乾燥材」と異なり、
古材は長い時間をかけて自然乾燥をしていき強度を増していく「天然乾燥材」です。
天然乾燥は、じっくりと時間をかけ、少しずつ含水率を下げていく方法のため効率は良くありません。
しかし、木材にかかる負担を最小限に抑えることができ、強度がより高くなるのです。
③環境に優しい
家を解体した際に出た木材などを廃棄せずに、古材として再利用するため、廃棄物を減らせます。
長い年月を経てきた古材の良さを活かし、再利用すれば、さらに長く使えるようになります。
古材には、それらを使って暮らしてきた人達の歴史の重みが感じられるため、
そうした歴史も古材の魅力とも言えるでしょう。
使い方次第では、どんな雰囲気にも合う味のある家具になること間違いなしです!