木の家 ログハウス

みなさんご存知ログハウス。
その名前を聞いてどんな家なのかはすぐにイメージ出来ると思います。
丸太を使用した外壁で、室内も全てウッディーに。
山小屋やコテージなんかが思い浮かぶ方も居ると思います。

photo by Amos Oliver Doyle via wikipedia

なんとなく知っているログハウスですが、日本の一般的な木造住宅とはどのように違うのか。
そうなると、きっとご存知の方も少なくなってくると思います。

まずログハウスの「ログ」ですが、これは丸太のこと。
当然予想のつくことですが、「ログハウス」という呼び方自体は、カタカナ英語で、英語圏では一般的ではないらしいです。
インスタで確認するとログキャビン(log cabin)という呼び方が優勢のようですね。とはいえlog houseもその3分の1ほどタグ付けされていたので、伝わらない訳でも無さそうです。

そしてログハウスについては建築基準法上では「丸太組工法」とされており、構造上重要な箇所に丸太やそれに類する木材を水平に積み上げた壁により建築する工法ということです。
そのため日本の木造建築のように柱が立っていて、壁を構築して・・・というものとは全く違い、木材の壁そのものが家を支える構造となっているということになります。
ただ、日本にそういった工法が無かった訳ではなく、奈良正倉院の校倉造はログハウスと言えるものとなります。