木は年輪を数えれば、樹齢が分かると言いますが、
どうして年輪が生まれるのかご存知ですか?
樹木は1年間で2種類の成長があります。
樹木の横断面に見られる色が薄い層を「早材(そうざい)」、色が濃い層を「晩材(ばんざい)」と言います。
早材とは…
・春期にかけて形成される
・成長が早く、細胞壁層は薄いが細胞は大きくなる為幅が広い。
・柔らかい
・春材とも言われる
晩材とは…
・秋期にかけて形成される
・成長が遅く、細胞壁層は厚いが細胞は小さい為幅が狭い。
・硬い
・秋材とも言われる
要するに、早材は細胞がスカスカの為色が薄くなり柔らかく、
晩材は細胞が詰まっている為色が濃くなり硬くなるということです!
季節によって木の成長に変化が起きて、早材と晩材がが交互に出来ることで、
それが年輪として現れるのです。
ただ、全ての樹木の年輪がはっきり見られるわけではないのです。
日本のように1年周期の気候変動のある温帯地域の樹木に限り、
変動の少ない熱帯では年輪が見られないことがほとんどです。
熱帯でも雨季や乾季があれば見られることもあります。
現在、BRUNCH一枚板店にて展示している一枚板の年輪の一部もご覧下さい。
こちらは、ケヤキの一枚板天板です。
こちらは、クラロウォールナットの一枚板天板です。
※上記の板2枚は、弊社ホームページに掲載の無い板となっております。
こうやって見比べてみると面白いですね。
皆さんも年輪を見る機会がありましたら、観察してみると面白いかもしれません!