こんにちは。BRUNCHです。
暑さもだんだんと和らいできましたね。今年の夏は猛暑、西日本を中心とした台風、そして北海道の地震といった自然災害の影響が多くあったように感じます。被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。
さて秋も深まってきたこの時期、一度は目にするであろうイチョウの木についてご紹介したいと思います。
BRUNCHがある目黒通りにはイチョウの木がたくさんあります。
何故街路樹にはイチョウの木多いのか皆さんはご存知ですか?私は何となくの理由でイチョウの木が植えられているのだとばっかり思っていましたが、実は歴史的な理由があったのです・・・!
街路樹にイチョウが使われるのが多いのは、はるか昔平安時代の頃のお話です。中国大陸に修行に行っていた僧たちは聖なる木として持ち帰ったのが始まりでした。聖なる木として持ち帰ったのは、秋になって美しく黄金にひかるイチョウに感動したのかなーなんて想像しながら歴史のロマンに浸っておりました。なんだか素敵ですよね*
そういえば日本でも古くから親しまれお寺などでもとても大きなイチョウの木がよく植えられていますよね。
それにも理由があるようです。イチョウの木は『火事の時は水が吹く』と言われるくらい火に強いそうです。防火樹としても神社などで植えられました。
私は学生時代に建築設計を専攻していたこともあり道路に関して少々知識があるのですが、目黒通りは緊急輸送道路なのでいざ何か起こったとしても目黒通り一帯に火に強いイチョウの木が並んでいるのでとても心強いですね!
さて少し脱線しますが皆さんイチョウの葉がそれぞれ形が違う理由ご存知でしょうか。
手の形をしている葉、ズボンのような形をしている葉、扇型の葉、ひとつひとつ葉の表情が違っていて見ていると楽しくなりますよね*
葉の形が違うその理由は、葉が生まれた時期と環境にありました。
特に驚いたのが手のひら型の葉は剪定(木の枝を切って長さを調節など行う作業)した枝に多いようです。
生きているので切った枝からまた新しい枝が生えてきますよね。そこに出来る葉は剪定された分更に栄養を求めて光合成を求め大きくなります。ただ扇型のままでは風の影響も大きく葉が飛ばされてしまう為風の負担を減らすべく手のひら型になるようです。
風の影響まで考えて成長するとはなんとも言えない賢さですよね。まるで仕事をバリバリこなすビジネスマンのようです。私もそんなその時の状況で物事を考え行動できるような人間にならないといけない事を改めて教えてもらった気持ちになりました。
これから目黒通りにたくさんあるイチョウたちの葉が落ちてきてお掃除が大変ではありますが、今回沢山のことを知ることが出来たのでオープン前のお掃除も葉の形を見ながら楽しめそうです。
皆さんもこれからの時期のイチョウとってもきれいなので葉の形も少し注目してみてくださいね*