無垢の木の板には木目があります。
一般的には「年輪(ねんりん)」と呼ばれ、木の切り株の断面を想像していただくと、円周状の輪っかがイメージできるかと思います。
これは、暖かい時期と寒い時期で木の成長のスピードが違い、
その違いが模様として出てくるのが一般的に年輪と呼ばれるものです。
この年輪があるために、木の切り方ひとつで様々な模様が出てくるのが木目の面白いところです。
木を木口(コグチ)方向(長ネギで例えるなら、輪切り!)で切っていくと
同じような模様のまま、まるで「金太郎飴」のように切れていきますが、
この輪っかに直角になるように切るか、平行に切るかで、
模様が変わっていきます。
木目に直角方向がこちら、
直角方向に切ると模様は
このようになり、柾目(まさめ)と呼ばれる木目になります。
平行方向の切り方がこちら。
木目に平行方向に切ると、
このように板目(いため)と呼ばれる木目になります。
普通に木目と呼んでいる模様にはこのような種類があります。
まずはこの基本を頭に置いておくと、木製の家具を見るときに木の状態を想像できて面白いかもしれません。