今から100年前の
1917年12月6日にフィンランドはロシア民主連邦共和国から独立しました。国としての歴史は浅いのですが、フィンランド人にとって古くからともに生きてきた木があります。
そんな歴史的節目の時、
フィンランドの国樹 白樺(koivu)のお話です。
白樺と言えば日本でも長野や北海道の高原で見られる落葉広葉樹です。
薄く黄白く明るくなめらかで美しい木目です。
https://www.hoxan.co.jp/species/whitebirch/
寿命が短く70〜80年程で直径も70cm〜高さは20mほど生育します。
建材としての仕様は少なく、その表面の美しさからから家具、床材などに使用されてきました。
森林を守る為に1本の伐採に対して植林が義務づけられています。
大切な森を守りながら大切な国の財源として木を育てていきます。
また、樹皮を使ってカゴ細工やインテリア雑貨も種類が豊富です。
http://lovi.jp/about/
白樺のこぶを利用した”ククサ”というマグカップは”もらった人は幸せ”になると言われている伝統的なマグカップです。
様々に形を変え古くからフィンランド人の生活に寄り添ってきた白樺の木。
http://lovi.jp/about/
フィンランドの風習サウナ。
燃料になる蒔きに使用されたり夏の柔らかい葉の束は、体を叩いてマッサージに使われます。
エッセンシャルオイルやマッサージオイルもあり体の引き締めや保温効果もあるようです。
また白樺の樹液には栄養が豊富で天然の栄養補給減として昔から飲まれてきました。ビタミンやミネラルも豊富ということがわかり改めて注目されるホワイトバーチウォーターです。
今では身近な”キシリトール”が取れるのも白樺です。
食べても装飾にも燃料にもなる
フィンランド人にとってライフスタイルには欠かすことのできない白樺の木。
人々の生活の中にはどこの国にも共に生きる木があります。