日本の家は木造が多く、外国では石造が多い。
それはそれぞれの気候風土に合わせて選ばれてきたんだと思います。
それでは日本ではなぜ木造なのか。調べてみましょう。
まず自然災害に弱そうな木造。と思うかたもいるでしょう。
調べてみると、災害が多いからこそ木造なんだそうです。
壊れても材料が手に入りやすい。作りやすい。という事。
レンガや石は案外地震に弱い。
地震大国の日本では普及しなかった理由です。
また、日本は火山によってできた為、石は密度が高く硬い。
そして重い。加工がしにくいこともあり、材料として選ばれなかったんですね。
手に入りやすく、加工しやすい木材が一番の理由なのでしょう。
木材は火にも強いんです。
鉄よりも耐火性があるそうです。
江戸時代の火消しは燃え広がることを防ぐために、
周囲の家を叩き壊していたそうなんです。
これを考えるとすぐに壊せる木造が一番なんですね。
そしてすぐに建てる。
日本に家を建てる技術はこれの繰り返しから
大工技が優れていったんでしょうね。
そして高温多湿の日本では、
呼吸する木材が建材としてふさわしいというのも重要な理由。
レンガで家を建てたら、暑すぎると苦情があったそうな。
ヨーロッパだと湿気がなく乾燥しているので、
熱を遮断する石の方が涼しく過ごせるんですね。
そしてもし立て壊すことになっても、木材は大地に帰るだけ。
とてもエコな素材。
やっぱり良いですね。木材。
一度こんな家に住んでみたいです。
改めて私たちの生活には木材が欠かせないんだなぁと思いました。
では、また次回。