本日は、人が生きていくうえでの「木の役割」についてお話したいと思います。
木が密集して茂っている場所「森」。
森は人が生活する環境に様々な役割を果たしています。
その役割をうっすらでも記憶に留めることができれば、自然に対する考え方もかわっていくかもしれません。
「木」がもっている私たちが生きていくには欠かせない機能とその役割について⑧項目に分けてお話させていただきたいと思います。
① 地球環境保全機能
木は、産業活動や家庭生活により排出される二酸化炭素を吸収して、地球温暖化を抑えるはならきを持っています。
皆さんもご存知かと思いますが、年々二酸化炭素の分解が追いつかず、地球の温暖化が進んでいる現状です。
これは、1人1人の意識から改善しないと解決できない問題だと思います。
これは、1人1人の意識から改善しないと解決できない問題だと思います。
下の図は人間、車、家庭から排出される二酸化炭素量と、それを分解するために必要な「木」の本数です。
一世帯が暮らしていくにあたって460本の木の本数が必要になります。
H29年現在の世帯数が5340万世帯 ×460本 = 24,564,000,000本 が必要な本数になります。
H29年現在の世帯数が5340万世帯 ×460本 = 24,564,000,000本 が必要な本数になります。
② 生物多様性保全機能
国土の約7割を占める日本の森には約80種の鳥類、3400種の植物が生息しており、その土地の環境に応じて複雑かつ多様な生態系を形成しています。
森の生態系が崩れると以降のような機能が弱まります。
③ 土壌保全、土砂災害防止機能
木は、地中に張り巡らされた根によって、土壌を斜面につなぎとめる能力を持っています。また、土壌の表面をおおう落葉、楽枝、下草によって、降雨等による土壌の流出を抑え、土砂崩れなどの土砂災害の未然防止に力を発揮します。
④ 水源かん養機能
森の土壌は、有機物やさまざまな生物によってスポンジのような構造となっているため、裸地と比べて雨水を地中に浸透させる能力が約3倍もあります。
このため、雨水を充分土壌中に蓄えてゆっくり河川に流すことが出来、洪水や渇水を緩和するほか、水質を浄化する役割もになっています。
⑤ 快適環境形成機能
森は、蒸発散作用により、夏の気温を低下させ、都市部におけるヒートアイランド現象を抑えるなど、地球の気温変化を緩和するはたらきをもっています。
また、汚染物質の吸収や樹林帯による防音効果なども備えており、快適な生活環境の形成に貢献しています。
⑥ 保健・レクリエーション機能
精神的あるいは肉体的ストレスを有する人にとって、森が安らぎや癒し効果を持つ空間であること、木が発散する揮発性物質が健康増進に効果を発揮することなど、実証的なデータが蓄積されています。
このことから、森林浴やハイキングが気分転換や健康維持に高い効果を発揮することが証明されています。
⑦ 文化・教育機能
森の景観は、日本人の自然観や伝統文化の形成において重要な要素になっています。
また、子供の頃に自然に触れる経験をすれば学びの意欲向上、あるいは道徳観や正義感の形成につながるというデータがあり、教育の場としてのはたらきも期待されています。
わたしも小学生の頃に学校行事で、宿泊学習施設でキャンプに行った経験があります。大人になった今もその記憶が鮮明におもいだせます。
⑧ 物質生産機能
森は、木材や食べ物などさまざまな資源を供給してくれます。これらの資源は、適切に森を管理することにより半永久的に繰り返し生産が出来る「循環型資源」として私たちの生活を支えています。
また、石油や化石燃料に代わる燃料として環境負担が少ない木材の活用が期待されています。
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BRUNCHの無垢材家具は豊かな森林から生まれます。
無垢材家具の良い部分は見た目や癒し効果だけではありません。
例えばエコロジーであること。
森も木は伐採され製材された時に第二の生命が生まれると言われています。
無垢材はそれ自身が長寿命で、長く安心して愛用できる、エコロジーの考えにもかなった素材と言えます。
無垢材は経年変化か穏やかで、劣化するのではなく時を経て成熟し、味わい深い表情に成長していきます。
もし、汚れや傷ついてしまった場合は表面を研磨して、修復してよみがえらせることも出来ます。
上手く付き合うことができれば買い換える必要性がない一生ものの素材と言えるでしょう。
私たちBRUNCHは、そういったアフターケアーのお手伝いをさせていただき、末長くご愛用いただける家具をご提案させていただきます!
それでは、またの機会に。