皆さん こんにちは。
春ですね。
入学式でしょうかね。
おしゃれをした親子とすれ違いました。
私の甥っ子も今年で中学生になるんですが、
入学式には丁度桜が咲き始めて良いタイミングですね。
さて、今日はこちらの樹について調べてみようと思います。
これは「インセンスシダー」と言ってヒノキ科オニヒバ属で、
主に米国カリフォルニア州・メキシコ北西部に分布している。
高さ30mもあり、直径1mにもなる大木です。
フェノール系物質を多く含む為、湿気や虫に対して優れた耐久性があるそう。
防虫処理を施さずに外壁やデッキ、フェンスなどに使用する事が出来るんです。
香りも良いことからアロマとしても使われてます。
杉の中でも最も上品な香りを持つと言われてるそうです。
こちらはハンドソープとハンドクリーム。
香りは、もちろんインセンスシダーです。
とても癒される良い香りがしております。
そして、この木は私たちのとても馴染みのあるものへ使用されてます。
そもそもこれに使われている木ってなんだろう?という事から今回この木について調べ始めたのです。
それはこちらです!
そう。鉛筆です。
学生の頃は本当によくお世話になりましたよね。
今はシャープペンシルばかり使うようになってしまいましたが、
鉛筆をカッターで削るのが私は好きです。
さて、このインセンスシダーは日本だけでなく、世界で75%も鉛筆用材として使われてるそうです。
とても人気な材なんですね。
鉛筆で調べてみると、日本で最も古い鉛筆とされているのが、
徳川家康の遺品なのだとか。
静岡県の久能山東照宮博物館に展示されてるそうです。
ちょっと興味があります。
【なぜ鉛筆にこのインセンスシダーを使われるようになったのか】
鉛筆が発明されたのは今から450年前ぐらいイギリスで「黒鉛」が発見されたのが始まりです。
いつ日本に入ってきて使われだしたのかはわかっていないそうですが、
日本国内での鉛筆を作り始めが明治中期だという。
日本で国産の鉛筆が安定して作れるようになるまでは、
輸入品を使用していたそうです。
鉛筆は国産だとばかり思っていたので、ほとんど輸入品を使用していた時代があったのかと
思うと面白いですね。
木は初めからインセンスシダーを使っていたわけでなく、
エンピツビャクシン・ヤマハンノキ・シナノキ・ヒノキ。
他にもたくさんの木が使用されていたそうです。
その中で、インセンスシダーを使用するようになったのは、
アメリカ内でより豊かな資源を求め、適度に柔らかく削りやすく、
できるだけ木理が通直で均質で、安定して安価で調達できる材。
を探したところ、色もよく・香りもよい・削り面もきれいという事で活用されることになったそうです。
インセンスシダーは、伐採するスピードより育つスピードの方が早いそうで、
たーくさんの鉛筆がつくれるわけですね。
身近な物でも調べてみると、知らない歴史があります。
今日は購入した「インセンスシダー」のアロマを香りながら就寝しようと思います。
それでは、また次の機会にお会いしましょう。