みなさん、こんにちは。
BRUNCHです。
つい最近、年が明けたなぁ~と思っていたら、もう2月なんですね。
年々時間が経つのが早いなぁと感じます。
最近気温が暖かくなったり寒くなったりで温度差が激しいですが、みなさん風邪やインフルエンザにはお気をつけ下さいね。
みなさま2月の季節の木は何かご存知でしょうか?
家具のお仕事につき始めて今まで以上に木と触れ合う機会が増えてきて、もう2月かぁ~、そんなこと思っているうちにすぐ4月がやってきてお花見の時期なんだなぁーと思っていた時に、2月の季節の木は何があるのかと疑問に思いました。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、今回はどうかお付き合いください。
2月の季節の木はウメの木なのです。
出典:http://keishintei.exblog.jp/17434488/
他にも2月の季節の木は、ハンノキ・カンノザクラ・コリヤナギ・オウバイetc…があります。今回はウメに絞っていきたいと思います。
ウメ
科・属名 バラ科・サクラ科
原産地 中国
開花木 1月~3月
中国原産の花木で、朝鮮半島を経由して日本に渡来しました。
奈良時代ではすでに園芸用に栽培され、梅を題材にした詩がたくさん詠まれています。
『梅が香に のっと日の出る 山路かな』 松尾芭蕉
早春の山道を歩いていると、梅の香りにさそわれるかのように、太陽がのっという感じで顔を出した。春の喜びを味わっている。
樹高は5~10mに生長し、早春になると香りのいい花を咲かせます。
同じサクラ科のモモに比べると花びらの大きさは少し小さいですが、花の美しさから江戸時代以前に花見といえば、梅を観賞していたとされていたそうです。
観賞用のウメにも3種類あるのです。
野梅系
中国から渡来した原種に近い梅を指し、枝が細く花や葉も小さいのが特徴。花色は淡いピンクのものが多く、いい香りがします。
出典:http://s.webry.info/sp/noba3-11.at.webry.info/201403/article_6.html
緋梅系
野梅系が変化して生まれた品種群で、枝は細く内部が紅色をしているのが特徴。花色は赤や緋色のものがほとんど。大盃、紅千鳥、緋梅などの品種があります。
出典:http://613613nin.blogspot.jp/2013/10/blog-post_15.html
豊後系
梅と杏をかけあわせて作られた品種群で、葉が大きく枝が太く育ちます。大輪で淡いピンク色をした花が多く、あまり香りはしません。葉は丸輪で大きく表面に毛があり、桃園や一の谷、武蔵野などの品種があります。
出典:http://www.city.kitsuki.lg.jp/soshiki/1/kitsuki-sika-siboku.html
実ウメ(薬、食用)も3種類ありました。
青軸
青軸は皆さんが想像する梅のことです。全国各地で生産が行われているポピュラーな品種で、2月になるとうっすら緑がかった白い花を咲かせ、6月になると25g前後の楕円形の実をつけます。花も見ごたえがあり、庭木としても人気の梅です。
出典:http://minibonsai.org/info/hana_ume_image.html
出典:http://www.hanahiroba.com/fs/hanahiroba/ume_aojiku
南高
和歌山県が主な生産地の白梅で、「南高梅」の名称でブランドが確立されています。実が大きいわりに種が小さいことから、食用にしやすく梅干しや梅酒に加工さてています。
出典:http://umemonja.noblog.net/
出典:http://okada-nouen.com/ume/
李梅(すももうめ)
重さ50~60gの大きなみをつける品種で、ジャムやジュースに加工されます。生産地の一つである静岡県浜松市では、幻の梅として知られ一般的にはなかなか出回りません。
出典:https://horti.jp/6203
出典:http://www.naro.affrc.go.jp/publicity_report/press/laboratory/fruit/043576.html
梅の果実は6月に収穫することができ、梅干しや梅酒やジャムなど様々な方法で加工し楽しむことができます。
元々は漢方薬として中国から輸入され、寄生虫の駆除や熱冷まし、咳止めなどに効果があるとされていたみたいです。また、細工品の洗浄液や染料としても役割も果たしてきたそうです。
しかし、成熟していない青い梅は青酸配糖体などの毒性を含んでいます。誤って食べてしまうと、痙攣や呼吸困難を引き起こし、最悪な場合は死亡するケースもあるみたいです。ただし、大量に食べなければ問題はなくアルコールや天日干しによってその毒性は低下するので、加工品は安全に食べることができるみたいです。
間違って、青いウメを食べないようにしたいですね。
食用や観賞用でこんなにもウメ種類があるなんて思いもしませんでした。桜の花見の前にウメの花を見に行こうかと思います。
それでは今回はこの辺りで。
次回をお楽しみに。