オークの違い

皆様こんにちは。 東京・目黒、千葉、横浜の無垢材家具店BRUNCHです。12月に入り朝晩はだいぶ冷え込むことが多くなってきましたね。私も毎朝必死の思いでベッドから起き上がっています。さて本日はBRUNCHで取り扱っているナラ材(オーク材)についてお話ししていこうと思います。

お客様とお話ししているとこっちの木とあっちの木はどう違うんですか?とよく聞かれることがあります。その中でも一番多いのがナラ材、ホワイトオーク材、レッドオーク材です。ということで本日はこの3種類の木を見ていきましょう。

ナラ

ナラ)は、ブナ科 (Quercoideae) コナラ亜科 (Quercoideae) コナラ属 (Quercus) コナラ亜属 (subgenesis Quercus) のうち落葉性の広葉樹の総称。

原産地は日本や中国やロシアなどです。日本産のナラは現在かなり希少価値の高いものとなっています。

日本のナラ材は明治時代からヨーロッパで非常に人気が高く、日本国内で流通させるよりも輸出した方が高値で取引ができたため、大量に輸出していたそうです。また植林などの国の政策がなされなかったため、今ではめっきりと数を減らし希少な存在となっています。

ナラ材の木目は、板目でとると力強く、柾目でとると優しい印象と二面性を持っています。また柾目には『虎斑』というトラの模様のような杢目が出るのが特徴で、海外ではシルバーグレインと呼ばれ親しまれています。


ナラ材で製作可能なダイニングテーブル
TA-0014 ダイニングテーブル

ホワイトオーク

ホワイトオーク (white oak) は、コナラ属(オーク)コナラ亜属コナラ節の落葉広葉樹の総称。

原産地は主に北米で、オーク材というと主にホワイトオーク材を指すことが多くナラ材と同じブナ科の植物なので、見た目もそっくりで見分けも付きにくくナラ材が希少なものとなった現在ではナラ材に代わり主流となっている木材です。ナラ材と比べると若干荒い木目が多いことが多いです。
ホワイトオーク材は、ウイスキー樽として有名ですが、これは導管の中にチロースという成分を含んでいるため、非透水性が高く耐久性に優れている特性によるものです。


ホワイトオーク材で製作可能なリビングダイニングテーブル
TA-0084 リビングダイニングテーブル

レッドオーク

レッドオーク (red oak) は、コナラ属(オーク)コナラ亜属 Lobatae 節の落葉広葉樹の総称。

原産地はホワイトオークと同じく北米産で木目もホワイトオークとよく似ていますが名前の通りホワイトオークよりも若干赤みがかった色味が特徴です。
ナラ材が少なくなってきたことでホワイトオークが多く使われるようになり、更にホワイトオークも徐々に数を減らしてきたことからレッドオークが家具によく使われるようになってきました。


レッドオーク材で製作可能なソファ(写真はブラックチェリー)
SO-0058-2.5P ソファ

今日はナラ材、オーク材について紹介しましたが、BRUNCHには他にもたくさんの樹種から製作可能です。木材によってそれぞれ特徴なども変わってくるので、是非気軽にご相談ください!