チェリー材について

チェリ材―について
皆様こんにちは。
9月に入り、季節的には“秋”となりましたがまだまだ暑い日が続いていますね。
年々残暑の期間が長くなっているようにも感じます。
前回、木の育つ環境と備わる特性ということで、チーク材について学びましたが、今回も同じテーマで他の樹種について勉強したいと思います。
今回学ぶのは「チェリー材」についてです。
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チェリーはバラ科に分類され、日本のサクラの樹と同じサクラ属です。
植林されたものを除いた自然種は主に北半球の温暖な地域に幅広く分布しています。
一口にチェリーとはいっても、ブラックチェリー、キャビネットチェリー(アメリカ)、ヨーロピアンチェリー、ワイルドチェリー(イギリス)などと樹種が多彩です。
ヨーロピアンチェリーは樹高18~24m、アメリカンチェリーは樹高30mに達し、日本の華やかな印象の桜とは異なり、森の中で堂々とたたずんでいる印象です。
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「ブラックチェリー」は世界的に人気が高く、加工性や安定性が優れていることから古くから高級家具材として利用されてきました。
BRUNCHでも多数取り扱いがされていますね。
ブラックチェリーは主に北米の北東部に生育する樹で、「アメリカンブラックチェリー」とも呼ばれます。
導管の並びが不規則な「散孔材」であり、木目は比較的おとなしく、緻密な木肌を持ち、表面の仕上がりは艶やかでなめらかな肌触りとなります。
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・導管が年輪に沿って配置されている「環孔材」と、不規則な「散孔材」
気候や地盤の揺れなどに敏感で、生長過程での縮みなどが「さざなみ紋(リップルマーク)」と呼ばれる光沢があり、美しい特徴的な木目として現れることがあります。
また樹液を多く含んでおり、「ガムスポット」と呼ばれる黒い斑点が表れるのも大きな特徴です。
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・ガムスポットが大きく現れた例
ブラックチェリーは経年変化も大きく、初めは白に近い淡い紅褐色のものが、時間の経過につれ赤みがかった濃い紅褐色となり、艶も増して独特な風合いとなります。
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この使い込むほどに風合いを増し、高級感のでる変化の仕方が多くの人を魅了し、愛され続けている理由のひとつとなっています。
まさに天然の樹の魅力が詰まっている樹種といえますね!
お伝えしたいことはまだまだありますが、今回はこのあたりで。
それではまた次回。

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